竹下しづの女

短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎(すてつちまをか)   竹下しづの女

明治時代、女性は良妻賢母であることを求められていました。
でも、実際に子育てしているママだったらわかると思いますが、子どもがなかなか泣き止んでくれない。もう捨てちゃいたい!と思う瞬間もありますよね。それが子育てなんです。

その本音をうまく表していると思います。

捨てちゃった・・・だったら問題ですけど、捨ててしまおうかと思うくらい子供に想いを寄せているんですよね。

時代背景的に、思い切った句だと思います。

 

 景色53
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恋の句

羅(うすもの)や人悲します恋をして  鈴木真砂女

恋の句としては、私はこれが一番好きです。

恋って楽しいことばかりじゃないんだよと言いますが、じゃあどういうことがあるんだっていうことをすごく端的に表現しているように思いました。
そして本気さを感じました。

 

 花5

かぶとむしさん

かぶとむしさん おばあちゃんのつくった きゅうりだよ

 

俳句大会の子供の部で特選を取った句です。

作者は忘れてしまいましたが、まだ3,4歳の男の子で、何気なくかぶとむしに話しかけていたのをお母さんが書き取ったのだそうです。

ものすごく字あまりですが、情景が目に浮かんでとてもいい句だと思いました。

未来図は

未来図は直線多し早稲の花

 

私の先生の句です。

未来を思い描いてみたらまっすぐに伸びていたというのがいいです。

大人はすぐに苦労したり、挫折したり、曲がりくねることがあるに違いないと思いがちだけれど、先生はしっかりまっすぐな未来を想定しているのです。

私もそんな未来を想定して進みたいと思います。

 

雪とけて

雪とけて村いっぱいの子供たち

 

小林一茶の句の中で一番好きな句です。

長野は雪深いので冬になると子供たちが遊びまわることができません。

春になって、雪が溶けて、やっと子供たちが遊びに出てくるのです。

子供たちが村の広場に集まって楽しくはしゃいでいる姿が目に浮かびます。

とてもほのぼのとしていて、大好きです。