俳句とキャッチコピー

俳句とキャッチコピーを作っていく過程は全く一緒です。

でも、キャッチコピーには目を引くような言葉を
入れるのに比べて、
俳句は必ずしもそうではありません。

目立つ言葉はなくても、視点が新しい、
言葉の組み合わせが斬新、
そんな表現がよしとされています。

むしろ、目を引くような言葉はあまりにも
インパクトが強すぎて、
句全体の足を引っ張りかねません。

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俳句と潜在意識

潜在意識にアクセスしやすくするためには、感じる力を磨く必要があります。

周りの景色、自分の感情、自然の変化
それらを感じ取ることです。

潜在意識にアクセスできると、引き寄せが起こります。

昔、保険の仕事をしていた時、たった一言で850件もの契約を取ったことがあって、何が起こっているのか自分でもわからないということがありました。

あぁ、これが引き寄せなのかと思いましたが、
なぜ、引き寄せが起こったのかずっとわからないでいました。

それが、潜在意識につながるためには感じる力を磨くことだという話を聞いて、やっと腑に落ちました。

当時もずっと俳句をやっていた私は、普通の人よりも感性が鋭かったからだと思います。

俳句は潜在意識の扉を開ける鍵なのです。

 

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俳句とネタ出し会議

雑誌を作っていくとき、まずネタ出し会議をやるそうですが、流れを聞いていたら、句会と全く同じでした。

1.1人5個なら5個ネタを持ってくる。
2.名前を伏せて出す。
3.みんなで回し読みしていいと思うネタに投票する。

句会も同じです。
それぞれ、1.投句・2.清記・3.選句 と呼んでいます。

ネタ出し会議はそのあとネタを揉み、
句会の場合はそのあと選評があります。

 

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俳句とお花

華道とフラワーアレンジメントの一番の違いは空間の使い方だと思います。

フラワーアレンジメントは空間を埋めることを良しとし、
華道は空間を大事にします。

枝を切り落としていく「そぎ落としの美学」

俳句も同じ考え方です。
いかに少ない言葉で、その周りに大きな空間があることを感じさせるか。

つまり、言葉に表さなくても感情だったり、イメージできる景色だったりを感じさせることです。

 

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俳句vs写真

きれいな景色や楽しい情景があると写真を撮りたくなります。
俳句も全く同じです。

映像で残すか、言葉で残すかの違いです。

たとえば、富士山を題材に考えるとわかりやすいと思いますが、
写真を撮るとき、三保の松原から撮るか、赤富士を撮るか、手前の桜から撮るのか、いろいろと構図やピントを考えます。

俳句の場合は、頭にどの言葉を持ってくるか、どの素材を掛け合わせるかでピントやアングルを作っていきます。

俳句の場合は季語によって情景を膨らませたり、感情を入れたりできるのがいいところです。

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俳句vsキャッチコピー

俳句もキャッチコピーも同じ作り方をします。
1.表現したいことについて、思いついた言葉を全部書き出す。
2.言葉をどんどん削っていく
3.磨き上げる
という流れです。

キャッチは、語数にこだわらない、感嘆符など表現自由ということろが俳句との違いです。

俳句もキャッチコピーも
*奇をてらった表現は受け入れられない
*一つで目立つ作品と、いくつか合わせて映える作品がある
という点で一緒です。

そして、いい作品は、すぐに情景が目に映るし、時代を超越しています。

だから・・・
俳句をやっていると、自分や商品のキャッチコピーが作れるようになりますよ。

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俳句vs川柳

俳句と川柳は、季語があるかないか、が大きな違いですが、
それ以外にもいくつか違いがあります。

両者とも「連歌」が元になっています。
俳句はその発句が独立したもの
川柳は7・7に合う5・7・5を作る付け句が独立したものです。

一般的に
俳句は文語調
川柳は口語調です。

俳句は切れ字が重要
川柳は切れ字はそれほどでもない

などがあります。

 

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俳句 vs 子ども

すずむしさん おばあちゃんがつくった きゅうりだよ  ふくいひでき君

(芭蕉祭 第53回 献詠俳句大会 学童特選1枚目)

 

私はこの句が大好きです。

当時この男の子はまだ3歳くらいで、何気なく言ったことをお母さんが書き取って

俳句大会に応募したそうです。

 

子どもは虫かごを見ながら鈴虫に話しかけている。

それをお母さんが家事をしながら見ている。

そんな情景が見えてきますよね。

 

ひらがなだけれこれだけ伝えられるんだ。

私はこの句にとても考えさせられました。

 

子どもはまだたくさんの言葉も知らないし、漢字も知りません。

字余りだし、切れ字もありません。

 

でも感動させる力があるんです。

 

よく、5・7・5にこだわる人がいるのですが、この句を

鈴虫よ 婆が作りし きゅうりぞな

などとしたら台無しです。

本当に人を感動させるのは5・7・5に押し込めることではないことがよくわかります。

 

素直に思ったことを言ったこの子の感性、

そしてそれを感じ取ってそのまま表現したお母さんの感性の勝利です。

 

こういう親子のコミュニケーションがあっても素敵だなと思いました。

 

 

 

 

 

俳句vsキャッチコピー

コピーライターさんの書いた本を読んでいました。

俳句の作り方と、コピーの作り方は全く一緒であることを知りました。

 

1.100くらい作って、その中から厳選いくつかを選び、さらに推敲を重ねていく。

2.「こりゃそうだろう」でも「そうかな?」でもなく、「そういえばそうかも」のラインを狙う。

3.奇をてらっていればいいというわけではなく、みんなにわかるけれど、ちょっと新しい視点。

 

俳句はアーティストであるのかもしれませんが、賞を取ろうと思ったら万人受けのラインを狙います。

 

本当に書いてあることは俳句も同感ですという感じでした。

 

そして、これをやっていると、アイディアを生み出す力、ボキャブラリーを増やす力、

検索力(重要なキーワードを抜き出す力)など、さまざまな力が身についてきます。

俳句はすごくビジネススキルに役立つと思います。