エンディングをどう迎えたいか

昨日はエンディングノートのお話を聞いていました。

人は必ずいつか死ぬのに、死を意識している人は少ない。
死を迎える時、どこで、誰と、どんなふうに迎えたいか。
自分はどんな人だったと記憶に残してもらいたいか。

そして自分の生い立ちについて思い出す。

そんな時、人は必ず文章を残したくなる。
あの時、こんなことがあって、楽しかった。つらかった。
子供にはこんな言葉を残したい。

・・・・俳句はそんな思いを凝縮した形です。

 

 景色50

俳句と音

パイオニア社では、音を聞いて俳句を作るという句会が行われていました。
残念ながら今年の5月で終わってしまったのですが、なかなか面白い試みです。

同じ音を聞いても感じるものは人それぞれ違います。

例えば、2013年5月は相撲の土俵入りの音ですが、

地球儀の裏から裸一貫で
てんとととととてんととと幕が開く

などが入選作としてあげられています。

 

 景色81

俳句とお金

俳人もお金についていろいろ思っていたようです。

町並や雪とかすにも銭がいる    小林一茶
年玉をならべて置くや枕元     正岡子規
山を見る夏のボーナスふところに  岸本尚毅
現金は腹巻にあり農具市      鎌田利彦
やりくりの思案の鯵をたたくかな  鈴木真砂女

昔の人の方が正直に生活感を伝えていて、素敵です。

日本人はいつから「お金の話するなんてはしたない」みたいな価値観になってしまったのでしょう。

お金を題材にこれだけ感情表現をできるのっていいですね。

 

 景色67

本当にあった句

芋の如肥えて血うすき汝かな  杉田久女

杉田久女という人は、正岡子規の作ったホトトギスの代表的女流俳人です。
入院していた時、看護婦さんが気に入らなかったらしく、こんな悪口を句にしているのです。

今こんな句を作ったら、絶対句会で取ってもらえないと思うんですけど・・・・

景色56

怒りを俳句で表現する

大人になるとなかなか「怒り」を人前で表現できなくなりますよね。

でも、

我慢は体に悪い。

陰で悪口を言うのは品がない。

飲みに行ったり、カラオケに行って発散するのは、悪くないけど

お金も時間もかかる。

 

そんな時、俳句はどうですか。

面白さを含みながら、あるいはウィットに富みながら、

お金もかけずに、自分の怒りを表現することができます。

 

曲水や挨拶もせぬ説教師

 

実際には、セミナー講師だったと思いますが、

こちらから挨拶をしてもツーンとしている人がいました。

その時の、ちょっとカチンときた思いをこのように表現してみました。

 

社長のんき氷苺の歯にしみる

 

会社勤めをしていて、当時の社長があまりにものんびりしているので

イライラしていることがありました。実際に歯にしみたわけではないのですが、

「痛い」という思いをこのように表現しました。

 

皆に見てもらって笑ってもらえると、ちょっとスッキリします。