四季というバランス

エスキモーの人たちには何種類もの「白色」があるように、
きっと厚い国に歳時記があったら、夏の季語がたくさんに
なるのでしょう。

日本は、春夏秋冬ほぼ同数の季語です。

日本文化を見ていると、
例えば華道は左右非対称だけれどもバランスを取っていたり、
人間関係も、リーダー役がいないと誰かが代わりになって
バランスを取ろうとします。

日本人のバランス感覚は、
この四季という自然からくる天性のものかもしれません。

景色49

俳句は詩なのか

俳句は「世界一短い詩」と表現されます。
でも、俳句は詩なんだろうかと疑問が残ります。

詩は抽象的な表現もよしとします。
象徴的な言葉を使ったり、シュールな世界観もOKです。

でも、俳句は原則として読んだ方がはっきりイメージできる
ように作ります。

ですから、詩というよりは、自分の意見であったり、
エッセイ、記録と言った方がいいかもしれません。

景色48

何も浮かばない

俳句を作ろうとして、何も浮かばないという人がいます。

そんなはずはありません。

人はそれぞれ生きてきた経験を自分の中に蓄えています。
それは誰にも真似できない宝です。

子供の頃の思い出が何もないなんて人はいません。
思い出してみればいいのです。

思い出して、表に出す。
それが俳句を作るということです。

 

景色46

ダブル季語になる理由

俳句は1つの句に季語は一つですが、
2つ以上季語が入れてしまう人がいます。

そういう人は、素直な人です。

例えば、夏→暑い で俳句を作ろうとします。
だから、暑いものがどんどん頭に浮かんで、
あれもこれも入れてしまうのです。

そこをちょっと賺して見るのが
うまくいくコツです。

夏=暑い とは全然関係ないことを言って、
さりげなく夏の季語を添えるなどしてみると
いいと思います。

 

景色44

旧かな遣いの魅力

蝶々を「てふてふ」と書くように、
旧かな遣いは独特です。

でも、「ちょうちょう」と書くよりも
蝶のしなやかさが現れている感じがします。

言葉は表現手段です。
音と文字を合わせるのは楽ですが、
「感覚」を伝える旧かな遣いは
素晴らしい表現力を持っています。

景色41

言葉を削るメリット

自分が伝えたいことの言葉を削っていくと、
間違いなく一番伝えたい言葉が残ります。

そして、一日を振り返ったとき、
最後に残るキーワードは、
誰かに対してではなく、自分にとって
一番大事なキーワードです。

内省をする時間が少ない現代人。

例えばお風呂に入りながら、
「今日を一言で表すとしたら」を
探してみるのはいかがでしょうか。

景色39

七夕はなぜ梅雨の時期なのか

今日は七夕ですね。
梅雨の時期真っ只中です。

毎年、大抵雨が降っていて、牽牛と織女は逢えないことが多いのですが、神様は1年に1度すら逢えないように意地悪をしたのでしょうか。

そんなことはありません。

七夕は秋の季語です。
旧暦で見るからです。

旧暦だと8月7日。梅雨も明けて、ピーカンです。
だから、毎年逢えるのです。

あぁ、旧暦のままだったらよかったのに。。。

景色37

俳句と感じる力

俳句は慣れないと一度読んでも意味がわかりません。
でも、何度も読んでいると何となくわかってきます。

現代人は、感じる力が弱いのです。
それは、
*文書で説明されないとわからない
*答えは一つ
という教育を受けてきているからです。

言葉の奥にどういう感情や状況が潜んでいるのか、
思いをはせるということをしません。

でも、感じる力は、思いやり、以心伝心につながる
日本人の誇るべき文化です。

景色34