日本最古の俳句の原型は・・・

俳句は、遡っていくと短歌にたどり着きます。

そして、日本最古の短歌は、
スサノオが詠んだとされる、

「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣を」

(雲が何重にも立ちのぼり、雲が湧き出るという名の出雲の国に、
八重垣を巡らすように、雲が立ちのぼる。
妻を籠らすために、俺は宮殿に何重もの垣を作ったけど、
ちょうどその八重垣を巡らしたようになあ)

という歌です。

神の時代から、日本人には575のリズムが刻まれていたのですね。

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むつの花

ちょっと季節はずれなのですが・・・・
季語の中に「六花(むつのはな)」という言葉があります。

何の花だと思いますか?

答えは「雪」なのです。
言われてみると、あぁそうかってかわりますよね。
雪の結晶を見ると。

日本人にはこういう表現力、感性がもともと備わっているのです。

だから季語を眺めているだけでも、表現のアイディアをもらえるのです。

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俳句と思いやり

句会をやるときには、いくつかの手順があります。

例えば、出した句を一度集めてばらばらに混ぜて清記をする。
これは、筆跡で誰の句かわからないようにするためです。

そして、選んだ句を読みあげるときには、
読み上げられた人だけ名乗りを上げます。
そうすることによって、呼ばれなかった句が
だれの句かわからないという仕組みになっています。

相手に対する思いやりの一例です。

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いい句とは

いい句ってどんな句?とよく聞かれるのですが、

明確な答えはありません。

時代により、派閥により、まちまちです。

芭蕉の「古池や~」の句も、
高浜虚子が「全然ダメ~」と評しています。

絵を見て何となく好きがあるように、
俳句も自分の感覚で何となくいい
で選べばいいと思います。

普段「答えがある」生活に慣れてしまっているので、
自分の感覚を磨くのに俳句はお勧めです。

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守破離を学ぶ

俳句はどれも575で季語がありますが、
人が作った句を見ていて、この人は俳句をきちんとわかっている人か、そうではないか、結構わかります。

季語が2つ入ってはいけないとか、切れ字があった方がいいとか、
文章化できるルールのほかに、
感覚的に会得していくものがあります。

この句は空を見上げて作っているのに、
季語が地面を見ている、というような。

俳句に限ったことではありませんが、
それだけ基礎の部分は大事だということです。

最近の日常生活では、
時間をかけて感覚的に会得という作業が抜けている気がします。

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