衣被(きぬかつぎ)

私は俳句を始めるまでこんな言葉を目にしたことがありませんでした。

ジャガイモを皮をつけたまま蒸したものが衣被です。

文字の意味からそうなのですが、そんな風流ないい方があるなんて素敵です。

「ふかしいも」というとすごく庶民の食べ物に感じますが、衣被はちょっと風流です。味まで美味しく感じます。

そういう昔の日本人のセンスって素敵だと思います。

 

節分は4回あった

節分は季節を分けると書きます。つまり季節ごとに一つずつありました。

その中で一つだけ残ったのが2月の豆まきをする節分です。

これは冬と春を分ける日ということです。

翌日は立春で春が始まります。

立秋は最も暑い8月の初めにあります。

実際の季節とはかなりずれがあり、俳句を作るのもとても難しいです。

誰かが現実に併せましょうと言ってくれると助かるのですが・・・

 

花と言ったら桜

季語の中に「花」という季語があります。春の季語です。

俳句の世界では、花と言ったら桜を指します。

なぜ?と言われても、桜は日本人にとって昔から最もなじみのある花だったからでしょう。

人によっては、花と言ったら薔薇だったりチューリップだったりするのかもしれませんが、これがルールです。

私は桜が大好きなので、俳句の世界では桜が王者で嬉しい気がします。

 

芸能人のお友達ができました

吟行に行く時は、自分の結社以外の人と合同で行くこともあります。

結社によって作る句の傾向が違います。

何でも詠んでいい結社、形式をすごく重んじる結社、滑稽味を詠まない結社など様々です。 どれがいいか悪いかということはありません。いろいろな価値観が学べて勉強になります。

そんな中で、俳句好きな芸能人の方ともお知り合いになる機会がありました。

ちょっと嬉しい事実です。

着物が着れるようになりました

私はもともと和ものが好きでしたが、俳句を始めてからどんどんその傾向が強くなっていきました。

吟行によく行きましたが、その中でも神社巡りは大好きでした。

書道も習ったこともあります。

お茶を習い、着物も習いに行きました。

お茶はそのうち正座がどうしてもだめで辞めてしまったのですが、着物は大好きです。

俳句によって日本人のDNAが刺激されたのかもしれません。

 

伊香保

私の結社の全国大会で行った場所です。

初めて私が秀逸を取ったので思い出の地です。

 

万緑や怒りのごとく湯は流れ

 

伊香保の長い階段の真ん中には滔々とお湯が流れています。

私はその激しい様子を怒りととらえました。

それが若々しいと先生に評していただきました。

とても嬉しい時間でした。

 

先生と吟行

私が20代で俳句を始めたころ、先生もお若くて私たちと一緒に吟行に出かけてくださる時間がありました。

先生は若い世代を育てたいと思っていらっしゃって、ほんとにど素人の私達に一から教えてくださいました。

吟行に出かけた時も、道端のタンポポを見たり、土手を見たり、あぁこういうところを見ながら句を作るんだと学びました。

先生と同じ景色を見て句を作るので、見た景色からどうやって句にしていくのかもよくわかりました。

今でもとても記憶に残っています。

 

正岡子規

松山は俳人の聖地です。有名な俳人をたくさん輩出しています。

その中の筆頭が正岡子規です。

子規はとても病弱な人だったことは知っていましたが、そのため、気持ちも軟弱な人だと勝手に思っていました。

でもそれは大きな間違いだと、坂の上ミュージアムに行ってわかりました。

子規は俳句をもっと盛り上げようと、一生懸命尽力していました。最後まで這いつくばっても俳句を作り続けていました。

弱った体のどこにそんな力が潜んでいたのだろうと思います。

そして、だからこそ松山からたくさんの俳人が育ったのもわかります。

 

鈴木真砂女

今はもうお亡くなりですが、一度彼女の講演会を見たことがあります。

自分が歩んできた人生と、自分の句の解説と併せてお話しくださいました。

 

戒名は真砂女でよろし紫木蓮

 

彼女は本当にこだわりのない自由な人のように感じました。

私が行ったことのない世界をいろいろお持ちだった気もします。

 

かぶとむしさん

かぶとむしさん おばあちゃんのつくった きゅうりだよ

 

俳句大会の子供の部で特選を取った句です。

作者は忘れてしまいましたが、まだ3,4歳の男の子で、何気なくかぶとむしに話しかけていたのをお母さんが書き取ったのだそうです。

ものすごく字あまりですが、情景が目に浮かんでとてもいい句だと思いました。